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災害支援

台風19号長野県災害支援レポート4

10月21日は、長野市北部北町のボランティアセンターサテライトで活動しました。この日は11人のメンバーで家屋の床上げや泥出し、家財の搬出などを行いました。

赤沼地区と呼ばれるこの地域は、新幹線の高架沿いにあるごく一般的な住宅街です。そこに2m近い水が流れ込み、家の中のあらゆるものが一瞬のうちに泥水に浸かってしまいました。

古い家もありますが、築10年に満たない新しい家もたくさんあります。多くの家が、泥に浸かってしまった家財を外に出すところまではできているのですが、床上げや壁はがしとなると素人ではなかなか難しいため、作業が進んでいませんでした。

ここで重要なのがスキルに応じた役割分担です。
大吉財団のメンバーには、神戸の建設会社「関西タクト株式会社」のメンバーがいたため、解体のノウハウと専用工具を持っていました。
まず、彼らが中心となって、各家の床上げや壁はがしをどんどんやってもらい、そのあと、ボランティアさんに入ってもらって泥出しや断熱材の搬出をしてもらいました。

また、泥に浸かった重くて硬い石膏ボードを搬出する際にも、通常のゴミ袋では袋を破ってしまうため、麻でできた丈夫な搬送袋(緑色の袋)を使って搬出しました。

週末や連休だと、被災地には1000人~3000人ものボランティアが集まります。
ボランティア一人ひとりのスキルや強みを把握してチームを作り、現場の状況に適した道具を活用することで、被災地の復旧スピードは何倍にも上がります。

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